武道から治療に応用できることは多い。

哲学もそうだ。

 

例えば、柳生新陰流に

「トンボのような目づかいで」

という言葉がある。

 

これは敵のはたらきを見るに、

見ようとせず、見ぬようにして見るというやり方だ。

 

治療も患部ばかりを見るのではなく、

一方を見ながら全体を見渡す俯瞰をしなければ、

部分の現象だけに目を奪われて根本を見落とすことになります。

 

次に沢庵禅師の不動智神妙録からですが、

「間に髪を入れず」

という言葉があります。

 

これは、手をポンと打てば、そのままにパッと音が出ます。

打った瞬間は髪の毛一本の間も入らないほど音が出るという意味。

 

人が打ちかかってきた太刀に心を止めるならば、

そこに間ができ、隙が出ます。

 

向こうの打ちかかってきた太刀とこちらの働きの間に、

髪の毛一本も入らないようであれば、敵の太刀は、

すなわちわが太刀と同じになるでしょう。

 

という意味。

 

治療も患者さんを治療した瞬間、

間髪入れずに「痛い場所」を探し、施術する。

 

「どこでしょうか?」

などと間を置かない。

正解不正解ではなく、

患者さんのアクションに対して間を置かないことが「同調する」第一歩になります。

 

また続きを書きます!

 

以上!

忍押!(すお!)