君はケン・ヤマモトという男を知っているか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その前に、君は治療家の数はいったいどれぐらいか知っているか?

 

平成24年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況によると、

 

柔道整復師 58,573人

鍼師 100,881人

灸師 99,118人

あん摩マッサージ指圧師 109,309人

有資格者だけで約20万人程度。

 

次に整体師、カイロプラクティック施術者、オステオパシー施術者、

ボディーワーカー、など、各療法施術者は、

約7万8千人といわれております。

 

6年前の時点で28万人。

セラピストなどを入れ、現在に換算すれば30万人ぐらいだと思います。

 

その治療家30万人の中で知名度、業績、テクニックなどを考慮して、

”個人の治療家として”ほぼトップの位置にいるのが、

世界をまたにかけて活躍する腰痛研究家、ケン・ヤマモト氏である。

 

彼とは三軸修正法の勉強会を通じて仲良くなり、

十数年来の友人でもある。

 

彼も昔、МBのセミナーに何度も参加し、

MB10周年のパーティーには海外から駆けつけて参加してくれた。

とても情に厚く、子供好きで、ちょっぴり若い女性が大好きなナイスガイである。

 

毎年海外で腰痛の研究会を二人きりで行っており、

「今年はどこにしようか?」

松井が相談したところ、

「松井真一郎、セブ島に行こうよ!

それでボランティアと腰痛の研究もしようよ!」

というケン・ヤマモト氏の提案により6日間ほどフィリピンのセブ島に行ってきました!

 

かなり激動だった6日間を簡潔に文章にまとめたモノがこちら!

 

「ここから先はいけない。降りてくれ」

そこはフィリピンのスラム街。

 

現地のタクシーですら拒否する場所。
しかも真昼間の話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「松井真一郎!さぁ、行こうか!」

 

世界をまたにかけて活躍する友人、ケンヤマモト。

輝くような笑顔で異臭漂うスラム街に嬉々として向かう。

 

 

今回、ヒョンなキッカケでスラム街の孤児院にボランティアを行うことになった。

毎年2人で海外で腰痛の研究会を行なっているのだが、

 

「松井真一郎も是非ボランティアやってみなよ!」

 

と勧められ、

「まぁ、これも何かの縁かな」

と気楽に来てみたのだが……

 

 

 

 

 

 

それにしても汚い。

臭い。

なんだ?
この不衛生さは??

 

治療家になって26年。

一流を目指して突っ走ってきた。
脇目なんて見る余裕なんてない。

 

ボランティア?
はぁ…偉いっすね。

海外?
自分には関係ない話っす。

 

そう思ってきた。

それ思ってたのだが、

スラム街のど真ん中にある質素で小さな孤児院を見たときに、何だろう。

この胸に迫る気持ちは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハロ〜」

満面の笑みで孤児院に入るケンちゃん。

 

子供や職員、併設されている老人ホームにいる老人達まで、ケンちゃんが寄っていくだけで生き生きとした笑顔で彼に近づいていく。

俺は、ただ後ろから見ているだけ。

 

セミナーで100人以上人を集めようが、カリスマと呼ばれてようが、なんて無力なんだろう……

代表のシスターを紹介してもらい、

 

「何が出来るか?」

 

真剣に聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「赤ちゃんの粉ミルクや、食料が足りない。あと、電化製品も……」

 

そんなことはお安い御用だ。

 

よし、ケンちゃん!
早速、買いに行ってあげようぜ!

 

しかし、その前にシスターは我々2人を二階に案内してくれた。

二階には十数人の赤ちゃんが寝ていた。

 

「この子も、そしてこの子も食料が足りなくてガリガリだったのにケン。あなたのお陰でこんなに豊かになったわ!」

シスターは慈愛に満ちた目でケンちゃんを見つめていた。

ケンちゃんはニコニコしながら優しく子供達を見つめていた。

 

外に出ると孤児達が目をキラキラさせながらケンちゃんに寄って来る。

 

俺にも小学5年生の息子がいる。

アジアの片隅に息子と同じ年頃の子供達が飢え、着るものもなく生活している現実を目の当たりにして恥ずかしくなった。

自分自身の無関心と無力感が悔しかった。

 

こんな自分は嫌だ。

 

絶対的貧困。

 

しかし、少しでも役に立ちたい。

絶対的でも、少しでも立ち向かいたい。

 

 

「ヘイ、ケン!急いで物資を買いに行こうぜ!」

 

 

2人で教会の車に乗り込み、市内のデパートに殴り込みだぜ!

任せておけ。

トラック一台分の粉ミルクだって届けてやる!

 

デパートに着き、汗をかきながらカートの中に滅茶苦茶大量の粉ミルクを詰め込む。

 

「本当に払えるのか?」

 

レジで余りの量と金額に何度も聞いてくる店員。

 

当たり前だろ、ボケー!

粉ミルク、あるだけ持って来いやー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、次は電化製品だ!

 

そんなこんなで注文以上の大量の物資を孤児院に寄付した二人。

 

 

その帰りのタクシーの中で自然とケンちゃんと握手をした。

 

「松井真一郎!」

「なに?ケンちゃん?」

「良い顔してるね!」

 

なんだか少し目から汗が出そうになった。

 

タクシーの外には曇りかかった空が見える。

 

俺は迷っていた。

仕事は順調過ぎるぐらい順調。

周りからも評価されている。

だか、自分は本当にこのままで良いのだろうか?

 

自分の中の答えを探す目的もあってこの地を訪れた。

 

答えはまだ見つからない。

だが、もう少し、もうちょっと、愛を分け与えられる漢(おとこ)になりたい。

 

スラム街の薄汚れた海と曇り空を見上げながら、そう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな、ちょっとだけ優しくなれた気がしたフィリピン・セブ島の旅。

 

さぁ、次はMB式の本領発揮!

腰痛で苦しむ離島の人々を瞬時に治した記事をアップします!

 

 

以上!

忍押!(すお!)